2000年(53歳)の事でした。 日本アイ・ビー・エム株式会社の公共・公益サービス事業部(約800名)のスッタフ業務に就いて3年目のころです、40歳代前半の若手事業部長(彼が同じ事業部に入社して来た時にSystem360のOperating Systemsを伝授しました?)が着任するなり、小暮さん私の経営はJQAで実施しますからよろしくお願いしますとの事でした、良く聞くと2000年度に日本経営品質賞を受賞したゼネラル・ビジネス事業部(事業部長は、現会長の橋本孝之)で「組織プロフィール」の執筆を担当されたとの事でした。
よって13名の部長と管理職、プロジェクト・マネージャー(PM)、営業約50名がG1~G3の研修(休日を活用した企画を私が推進)を終了する事になる。
一目惚れしたのは経営会議(各部長13名参加)が午前中で終了した事でした。
今までの事業部長は、ここぞとばかり13名の部長が報告する内容を確認と批判するために長時間を要して、事業部の経営会議に8時間以上を要していました。 ところが新任の彼は各部長の報告時間は5分から10分、参加部長での議論と事業部長の判断と指示に10分以内ですので、各部の持ち時間は15分以内です。
後ほど彼に確認すると報告内容は日頃の活動と現場からの報告システムで事業部長が把握する必要が有ると判断した内容は、現場の管理職やPM、時には顧客と会話することで把握しているので、経営会議では事業部全体に影響有る項目や各部長の合意形成が必要なテーマだけを取り上げて、議論及び判断や指示を実施しているとの事でした、詳細については方針管理(KGI、KPI)に基づく報告資料で必要なときに確認するとの事でした。
更に惚れ込んだのは事故や顧客からのクレーム及び退職者の減少が反映して、顧客満足度と社員満足度が向上して、目標売上額及び目標営業利益額が早期に達成できた事でした。
この時の成功体験が未だに脳裏に残り早期定年退職後も、埼玉県経営品質協議会(SQA:Saitama Quality Award)の運営委員会活動にて、多くの企業様にJQAの素晴らしさを体験して頂きたく、普及活動に2006年6月から2014年7月まで参加していました。
 有限会社 小暮シグマ研修 電脳道具を活かします! ”情報・通信技術”利活用術研修家 取締役社長 小 暮 英 夫