ケース研修の中身を公開|PGL4.0準拠の実践カリキュラムを徹底解説
この記事の結論:ITコーディネータ ケース研修は、PGL4.0(プロセスガイドライン第4版)に準拠した全6日間の実践演習プログラムです。仮想企業を題材に、経営戦略策定からIT戦略立案、システム導入・評価までをグループ討議とレポート作成を通じて体系的に学びます。
ケース研修とは|PGL4.0準拠の実践演習プログラム
ケース研修は、ITコーディネータ協会が定めるPGL4.0(プロセスガイドライン第4版)に基づき、デジタル経営を推進できる人材を育成する研修です。座学ではなく、仮想企業を題材としたグループ演習を中心に進めます。
PGL4.0は「デジタル経営を成功に導く10の基本原則」を土台とし、経営戦略・IT戦略・調達/開発・サービス活用までを統合的にプロセス化したガイドラインです。
デジタル経営10の基本原則
ケース研修で繰り返し参照されるのが、次の10原則です。
- 説明責任を果たす(リーダーシップの原則)
- 変化をチャンスに変える(イノベーションの原則)
- 顧客価値を問い続ける(価値創造の原則)
- データとITを常に念頭に(デジタルシフトの原則)
- 全体視点で捉える(全体最適の原則)
- 自前主義から共創へ(オープンな共創の原則)
- 利用者との関係をより深く(利用者動機付けの原則)
- 戦略と実行を合わせる(戦略実行整合の原則)
- 人中心の持続的な成長へ(学習と成長の原則)
- データ重視の意思決定へ(ファクトベースの原則)
これらの原則を、仮想企業の意思決定プロセスを通じて体感的に習得します。
ケース研修の3つの特長
特長1:仮想企業を題材とした実践演習
実在企業の事例を抽象化した仮想企業を題材に、経営課題の洗い出しから施策立案、効果検証までを一連の流れで体験します。机上の空論ではなく、実務にそのまま転用できる思考プロセスを身につけられます。
特長2:グループ学習による相互理解と弱点補強
多様な業種・職種のメンバーで構成されるグループでの討議を通じて、自社にはない視点を取り入れます。発表とフィードバックを繰り返すことで、自分の弱点を客観的に把握できます。
特長3:レポート課題で実務ドキュメント作成力を養成
研修中に複数のレポート課題があります。「経営者に提案できるレベル」のドキュメント作成力を、課題と添削を通じて磨きます。
ケース研修の1日のスケジュール(例)
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9:30〜12:00 | 講義・前回のフィードバック・グループ討議準備 |
| 12:00〜13:00 | 昼休憩 |
| 13:00〜15:30 | グループ演習(仮想企業の課題分析) |
| 15:30〜17:00 | グループ発表・相互レビュー |
| 17:00〜18:00 | 講師フィードバック・次回課題説明 |
午前9時30分から午後6時までの集中カリキュラムです。1日が終わると、頭がぐったりするほど密度の高い学習体験になります。
修了基準|単に出席するだけでは修了できない
ケース研修の修了には、次の4要件をすべて満たす必要があります。
- PGL4.0 eラーニングの視聴
- 集合研修に5日以上出席(1日分の遅刻・欠席は容認)
- 事前学習・レポート・セルフアセスメントの全提出
- 積極的な参加とアンケート提出
「とりあえず出席しただけ」では修了できない設計です。だからこそ、修了者は実務で通用するスキルを身につけられます。
講師陣
NPO法人 埼玉ITコーディネータのケース研修は、経験豊富な講師が担当します。
- 代表講師:塩原 健仁(ITコーディネータ/ITCインストラクタ)
- 講師:岡部 吉成(ITコーディネータ/ITCインストラクタ/BPRの専門家)
- 講師:岩崎 正義(ITコーディネータ/ITCインストラクタ/コンサルタント)
カリキュラムを効率よく消化するなら「週末コース」がおすすめ
ケース研修は1日の学習密度が非常に高いため、平日勤務後に夜間で受講する形式はそもそも存在しません。集中して学ぶには、まとまった時間が確保できる土日が最適です。埼玉ITCの週末ケース研修(2026年度第1期)は、次の構成です。
- 開講日:2026年8月22日(土)
- 全6日(土日のみ/集合2回+オンライン4回)
- 受講料:220,000円(税込)/給付金で最大80%補助
- 最大12名の少人数制
2026年度第1期 週末コース 受付中
開講日:2026年8月22日(土)
受講料:220,000円(税込)/専門実践教育訓練給付金で最大80%補助
定員:最大12名(最少催行4名)
定員に達し次第締切となります。お申込みはお早めにご検討ください。
まとめ
- ケース研修はPGL4.0準拠の実践演習プログラム
- 仮想企業演習・グループ討議・レポート課題の3本柱
- 修了基準は4要件すべての充足が必要
- 集中学習に適した週末コースが社会人におすすめ
よくある質問(FAQ)
Q. ケース研修は座学中心ですか?
A. 座学は最小限で、仮想企業を題材としたグループ演習とレポート作成が中心です。アウトプット重視の研修です。
Q. PGL4.0とは何ですか?
A. ITコーディネータ協会が定める「プロセスガイドライン第4版」で、デジタル経営を推進するための標準プロセスを体系化したものです。
Q. 修了率はどれくらいですか?
A. 全6日のうち5日以上出席・全課題提出など修了要件を満たせば修了できます。要件を満たすために、事前に業務調整しておくことをおすすめします。
Q. 集合開催とオンライン開催のどちらが効果的ですか?
A. 一般的には集合開催の方が議論が深まりやすい傾向があります。週末コースは初回と最終回を集合開催とすることで、関係構築と総括の効果を最大化しています。
Q. 受講前にどんな準備が必要ですか?
A. PGL4.0のeラーニング視聴と事前課題への取り組みが必要です。研修申込後にご案内します。



